霧島市横川町へ。5人家族の移住ブログ

霧島市の北のはしっこにある横川という町に惚れ込んで、5人家族まるごと移住するべく準備中。その様子をポツポツ書きます。

来年のサクラはきっと綺麗だ。だって横川に住んでるもん

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丸岡公園 満開の桜2000本。

 

満開の桜並木の向こう側に霧島の山々を望む。

4月頭、桜満開の丸岡公園へ、子どもたちと夫を連れて少しだけ観にいきました。

 

今年は日本中、お花見を自粛する人が多い中、丸岡公園も人はポツポツ。

観に来ている人はみんな家族単位で、お互いに距離を十分取りながら短時間、桜を愛でていたようでした(^^)

 

さて、コロナコロナで仕事もプライベートもドタバタ(汗)

ブログを書くぞ〜今日こそ書くぞ〜と思っていたのに寝落ちの連続(笑)

で、お知らせが遅くなりました。

 

横川の引越し先、決定〜!!!

 

もう嬉しくて嬉しくてたまりません!

しかも、とても素敵な、本当に素敵すぎる環境!!(条件面も。)

 

横川総合支所職員の方々、横川町の地元の皆さん、ひいては横川ではないけど霧島住民で我が家の移住を応援してくださっている方、いろんな方々が

「横川に引っ越したいっていう5人家族が借家探してるんだけど〜」

って当たってくださって、ここ1〜2ヶ月間で何軒か紹介していただきました。

 

その中から、「あ!ここだ!」と私も夫も子どもたちも、感覚でピンとくる物件に巡り会えました。

 

我が家の引越し先探しにご協力いただいた皆さん!

本当に本当にありがとうございました!!

皆さんにたくさんのご縁を繋いでいただきました。

 

お家のこと、少しだけ紹介させてください^^

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敷地の入り口にある木立。ここを抜けるとお家にたどり着きます。

 

第一印象は「トトロみたいなところだなぁ!」

トトロの冒頭でサツキとメイとお父さんが引っ越してくる、木立を抜けた先にあるお家の環境にそっくりです。

 

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立派な造りの平屋のお家。庭が、広い!!

 

写真に写ってないところにも広い庭が続いています。

運動会できるよこれは(笑)

 

大家さんの奥さんのご実家で、今は空き家。庭の芝刈りなど管理のために月に何度か大家さんが遠方から帰ってこられていて、とても綺麗にしてあるんです。

 

もう亡くなってしまった奥さんとの思い出が詰まったお家。大家さんは多くは語らないけど、表情からいろいろな想いが伝わってくる。

空き家をお借りする、使わせていただくってこういうことなんだと実感しました。

本当に大切に、住まわせていただきます。 

 

そして、建物を人の手から手へ継いでいくこと、これからの私の新しいテーマとして深めようと思いました。

 

お風呂のボイラーなど一部修理は必要だけど、ほぼ片付けるだけで住める状態。

なんと、敷地内には放っといても毎年生えてくる原木椎茸、畑、トラクター付き(驚)

 

庭や畑が広いので管理が少し大変ですが、それも頑張ろうと思えるくらいの素敵なお家です。

 

しかも!歩いていける場所には文化財の田の神さぁが。約300年前に作られた横川の史跡の一つ。

横川町に住む魅力の一つは歴史と共存できることだと強く感じている私にとってはかなりの感動モノです。(早朝散歩します!!!)

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大家さんには今年度中に引っ越したいということもご了承いただき、協力して少しづつ荷物整理などをしていくことに。

 

コロナで先が見えない世の中ですが、社会の常識が一新するこの先、横川は大きなチャンスに恵まれると思うんです。

その時にしっかりこの町に恩返しできるように、一歩ずつ進んでいこうと思います。

 

よし、前に進もう!一歩ずつ!

 

ここまでの借家探しの道のりは、今度詳しく記事にまとめます!そちらも乞うご期待!

 

横川の日常から見えてくる、この町の個性と強み。

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横川駅で鉄道模型展を開催した時の入場切符。粋なおもてなし♪観光列車「はやとの風」をバックに。

胃もたれ注意の横川いいでしょ自慢。

1記事で終わるはずが、ネタがありすぎて後半へ続き、後半も終わらずに結局3部作になりました(笑)

 

 今回は、学校の規模感や地域活動、町の様子、地元商店など、毎日の暮らしに関わるところをご紹介!

たしかに、横川には”何でも”は無い。でも、この町に今あるものは一つ一つが個性があって、すごく魅力的だなぁと思うのです。そんなお話。

 

yokogawa-ijuu.hatenablog.com

▲ 横川いいでしょ自慢3部作の1記事目。横川の周辺環境について。実はめっちゃアクセス良い田舎なんです。

 

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▲ 3部作の2記事目。「横川って不便だよ」と言うけれど、それを上回る良いところいっぱいあるんだよっていうのを力説しています。書き終わったら目が回ってたくらいカロリー使った(笑)

 

 

学校の規模感と地域との距離

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横川駅を描いた大きなアート。これ、実は全部つまようじでできています!!横川中学校の生徒たちが制作。

横川町内には小学校が3つあります。

中心部にあるのが横川小学校。一学年が20名くらい。

横川小より西側の山の上にある安良小学校と、南側にある佐々木小学校はそれぞれ複式学級で、一学年が1〜9名くらい。

 

3つともそれぞれに特色があって、学童保育施設も含めて先生や職員の方々が子どもたちを温かくちゃんと見守っていてくれる印象があります。

人数が少ない学校のメリットですよね^^

 

地元の地域づくり活動に小学校の先生方も何名か参加されていて、学校以外でコミュニケーションが取れるのも良いなぁと思っています!

 

実は我が家、これくらいの規模感の小学校に子どもたちを通わせたかったんです。

 

「えー!人数少ないのって不安じゃない?」

っていう方多いんですが、我が家は逆で、一学年に何クラスもあるような街中の小学校がなんとなく嫌だったんですね〜…

 

私は一学年20名くらいの小学校で育っていて、その環境がとてものびのびできて楽しかった。

夫なんて複式学級の小学校で育っているので、その良いところも悪いところもよくわかっているのです。

 

横川の小学校の規模感は我が家にとってはちょうど良くて、理想的でした。

 

唯一、大人数でしかできないスポーツを学校でできないっていう問題があると思うんですが、まあ、どうしてもさせたくなったらスポーツクラブに通えばいいので。学校でやることにこだわる必要はないかなと。

 

中学校は町内に一つしかないので、横川町内の中学生全員が同じ中学校に通います。

中学校ではクラス活動の中で地域イベントのボランティアスタッフをしたり、制作活動をしたりしているみたい。

新聞にもたまに、横川中学校の活動の記事が載っていたりします。

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横川駅構内には中学校の学校だよりや新聞記事が掲示してあって、活動の様子がわかります。

どこの地域もそうですが、小規模校はそれぞれ教育に工夫を凝らしていたり、地域との連携を密にとっていたりするので、自然と教科書には載っていないようなたくさんの社会勉強ができるのが魅力だと思っています。

 

あと、「少人数のコミュニティの中で自分の役割・居場所を見つける」能力が子どものうちから鍛えられるのも利点。

 

大人になって社会に出たら、何十人ものチームで動くってなかなかないと思うんですよね。

各メンバー個性のある少数精鋭チームの中で自分がどう立ち回るか、みたいな感覚は小規模校での学校生活と似てるかなと思います。

 

それって結構、本質的な教育じゃないですかね?

 

 

突然現れる、思わずカメラを構えるインスタ映えスポット

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高速の高架線と夕日。車で走っていて出会った景色に心惹かれて、思わず車を停めました。

 

横川は本当に絵になる町だなぁと思うんです。

「寂れてるな」って場所ももちろんありますよ。でも、それで心のシャッター降ろしちゃったらもったいない。

 

空き店舗が目立つ商店街だって、ゆっくり散歩してみたら昭和レトロな看板がそのままかかっていたり、趣ある路地があったりします。

自然がいっぱいある横川には、町中のいたるところに季節の花が咲いていますよ。

 

そうそう!横川といえば鹿児島県内でも有数の桜の名所「丸岡公園」がありますよね!

一体どれくらいの桜の木があるか、ご存知ですか?

 

実は、公園内に約2000本の桜が植えてあるのです。これって、県内ダントツ1位の本数。

つまり、丸岡公園は鹿児島一の花見スポットということ!

 

今年も、もうポツポツと桜が咲き始めてますね^^

 道端の菜の花はすでに満開!横川もいたるところが綺麗な黄色で彩られています。

 

横川の町中が色づく春、楽しみです。

 

 

個性きわだつ粒ぞろいの地元商店

私のお気に入りのお店をご紹介します。どのお店も個性豊かで幸せになれる空間。お店の方との会話も楽しみの一つです。

Gambino’s Pizzaria(ガンビーノス ピッツァリア)

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2019年秋にオープンしたイタリア人シェフのピザ屋さん!奥さんが横川出身で、イタリア人の旦那さんとUターンして開業されたそう。本場のピザが絶品&お手頃です!

 

最近、鹿児島のローカル番組や新聞で話題のイタリア人シェフのピザ屋さん「Gambino’s Pizzaria」♪実は横川のど真ん中にあります!

 

奥さんが横川町のご出身で、イタリアでシェフをされていた方と結婚して横川へUターン、2019年10月に横川小学校正門の近くにお店をopen!

「横川にピザ屋さんできるってよ!!?」と大きな話題になったのを昨日のことのように覚えています。

 

で、ここのピザが感動するほど美味しい!

生地のモチモチ感、濃厚だけど全然くどくないトマトソース、具材のバランス…もう何をとっても文句の付けどころがありません。

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ショートパスタもうまいんだこれが!!!

 

ショートパスタも5つくらいのメニューがあって、ピリ辛なものから子どもと一緒に食べられるものまで♪(うちの子達は尋常じゃない量食べました…)

 

ピザもパスタもボリューム満点なのに千円台。

人気は瞬く間に広まって、最近は霧島の某超高級ホテルからケータリングの依頼がきたり、メディアにひっきりなしに取材されています。

www.instagram.com

 

お昼時には売り切れていることもあるくらいの人気ぶり!行く前にインスタ&電話で要確認ですよ♪

Gambino’s Pizzaria(ガンビーノス ピッツァリア)

霧島市横川町中ノ198-1

営業時間は11:00〜18:00です。
店休日は日曜日になります。

TEL 0995-72-9200. 090-9477-5573

(インスタグラムより引用)

 

森山センター

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老舗酒屋さん。町外からもbarのオーナーさんが買い付けにくるらしい。中に入ると目に飛び込んでくる圧巻の焼酎コーナーは見もの。

 

横川町で5代?か6代くらい続く老舗の酒屋さん。

店内にはお酒以外に日用品コーナーや食料品コーナーもあって、スーパーの無いこの街でかなり大事な役割を担っている商店。

 

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焼酎の品揃えが半端ない老舗酒屋さん。でもね、実はウイスキーもマニアックなの置いてあるんです。酒好き天国。

 

一見、普通の酒屋さんなんですが、ここの何が凄いかって、その品揃え!!!

取り寄せも含め約400種類の焼酎を販売しているんです!

 

しかも、店内には黒伊佐錦など日常的に親しまれる焼酎から、魔王・村尾・森伊蔵といった”幻の焼酎”と呼ばれる銘柄まで、ちゃんと棚に陳列されている。

(日常のお酒〜贈答品まで対応してる酒屋さんって全然ないんですよ。大体がどちらかの専門店。だから、同じ棚に両方が並んでいる光景は本当に圧巻。)

 

私、けっこうな酒好きでして。

『紫尾の露』というさつま町の小さな酒造 軸屋酒造が作っている芋焼酎が大好きなんですが、出荷本数が少ないのか、なかなか置いてないんですね…

 

それが!森山センターさんには置いている!!もう見つけた時は「ああーーー!!!」と声が出ました(笑)

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築117年の駅舎で新酒を撮影。良い。これだけでもう美味い。

 

しかも、これまた酒好きでめっちゃ詳しい20代の息子さんがいらっしゃるんですが。

紫尾の露が置いてあることに感動してる私を見て、入荷したての”甕出し”というバージョンまで店の奥から出してきてくださった。

 

もちろん買いましたよね。新酒と甕出し、どっちも紫尾の露。

(家に帰って飲み比べしたら、味わいが全然違う。同じ蔵で同じ人が作ったお酒でもこんなに違うのかぁ〜と。同じ銘柄のバージョン違いを飲み比べたのは初めてだったので、その日は二重で感動しました。)

 

そうそう!で、ここが凄いのは焼酎だけではないのです。

ウイスキーコーナーのセンスが良すぎる!!!

 

薩摩半島の南側、南九州市加世田の津貫という地域で作られている本坊酒造津貫蒸留所マルスウイスキー

ここのウイスキーは世界大会で優勝したほどの実力派なんですが、作りだしたのが最近なのもあり、商品の普及度はそう高くはないのです。

 

……あるじゃあないか、マルスウイスキー

 

森山さん!神様ですか?!

(森山センターさんの商品選びは現社長さんが中心にされているそう。そのセンス尊敬します。ちなみに社長さんお手製の湯豆腐がめっちゃ美味しい。もう、湯豆腐屋さんもやってくださいレベルだった。)

(でもってそのセンス、良い感じに息子さん継いでるんですね。オススメしてくるお酒がめっちゃ良い。私も知らないお酒出してくる。これは将来が楽しみすぎる。森山センターさんの存在だけで酒好き移住者呼び込めるんじゃないか説。)

 

森山センター

鹿児島県霧島市横川町中ノ985 

月〜土 8:00〜19:00

日曜定休

電話:0995−72−0009

Googleより引用)

 

横川物産館よいやんせ

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年商1億以上売り上げるらしい超人気の物産館。午前中に行かないと商品が無い。

横川は農家さんが多いので地元物産館には毎朝新鮮な野菜が並びます。

霧島市の市街地から、片道40分近くかけてわざわざ買いに来る人もいるくらいの人気ぶりです。

人気すぎて、午前10時くらいまでに行かないと商品がほとんどない…私はいつも買いそびれてしまいます…

 

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白菜でかっ!やすっ!

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春の味覚もたくさん置いてあります。普通のスーパーではなかなかお目にかかれなくなりましたね。

店内レジ前に置いてあるお惣菜もすごく美味しい。横川の母の味です。

個人的にはスイートポテトが美味しい。残ってたら毎回買っちゃうんですよね。

 

『横川みそ』という地元産の麦味噌も置いてあるんですが、良い塩梅でこれまた本当に美味しいんです!

いつもの味噌汁が、この味噌とくだけでめっちゃ美味しくなる…

よく売り切れてるんですが、見つけた時はぜひお試しあれ。(物産館の他に、森山センターさんでも売ってます。)

 

横川物産館よいやんせ

霧島市横川町上ノ3411-2

【営業時間】
8時00分~17時00分
【休みの日】
12月31日~1月3日

電話:0995-64-6088

霧島市HPから引用)

 

意外な側面:イオンタウンまで約30分、町内には大企業が14社

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実はね、隣の市の大きなショッピングモールまでほぼ信号ない道を約30分で着くという近さ。

 

日本の大手ショッピングモールといえばイオン。

不便不便と言われがちな横川町ですが、実は車で約30分走ると大きなイオンのショッピングモールに着きます。

モール内にはGUとか無印とか、ニトリとか、飲食店・アパレルショップもたくさんあるし、映画館も完備。スーパーも併設で隣にはヤマダ電機も。

 

なんだかんだ言って、やっぱり近くにあると心強いイオン。ありますよ、横川の近くにも。

 

さらに意外なことに、横川町内には14社もの大手企業が営業所を構えています。

実は、ハイテク産業や製造業を対象とした工業地帯の一角に横川が入っておりまして。

最先端の真空技術を持つ会社とか、半導体作ってる会社とかの大きな工場・支社がたくさんあり、求人情報も結構出ています。

 

他にも20分圏内に大きなゴルフ場や空港・観光地・介護施設もあるので、何かしらお仕事情報はありますね。

 

 

地元の人がwelcome感満載で地元大好き

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横川町の成人式は毎年駅舎で開催。数年前、成人式をひかえた子達から「思い出の駅で成人式を挙げたい」という声があがって実現したそう。大きな愛情を感じる。


これまでいろいろと横川で「良い!」と思うところを述べてきましたが、一番はこれじゃないかなと思ってます。

 

横川に住んでる人たちが地元のこと大好き。

「横川いいでしょ」って素直に言ってくる。

 

きっと地域づくりというものに関わりのない人が聞いても、それの何が凄いのかわからないと思うんです。

(横川のどこが良いのって地元住民の方も、もちろんいるだろうし。)

 

でも、いくつかの地域に多少なりとも触れたことがある人なら、その凄さが分かるはず。

 

自分が長年住んできた町のことを好きだと、堂々と人に言えること。

良いこともあれば、しんどいこともたくさん起こるはず。それをひっくるめて「自分の町好きだ」と言える人たちが、しかもプライベートの時間を町のために使ってやりがい感じられる人たちが、顔が分かる範囲でも公民問わず30人以上、この町を育て続けていること。

 

私は「無人駅なのに横川駅はどうしてこんなに綺麗なんだろう?」から横川への興味が始まって、駅に関わる地元の人たちの想いに触れて感動して、そこからこの町自体が好きになりました。

 

同じような特徴の町は他にもたくさんあるでしょう。

でも、私にとって横川は特別で、ここがいいのです。

 

だってこの町のいろんなところから伝わってくる、地元の人たちの町への愛情に心底感動してしまったから。

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バス停かと思うくらい小さな植村駅。立ち寄ってみたら、面白い仕掛けがたくさんあった。

 

たとえば、大隅横川駅の隣にあるバス停みたいに小さな植村駅

昔、近所で火事を知らせるときに使われていた鐘を駅に移設していたり、思い出ノートが置いてあったり(ノート開くと只者じゃないクオリティのデッサン画が書かれている。題材は植村駅。誰が書いたのか?)

地元の人たちが手作りした飾りがかけてあったりして、やっぱり無人駅だけどゴミひとつ落ちていない。

 

前回紹介した赤水の岩堂磨崖仏だって、結構な山の中だけどちゃんとお供え物が置かれていて、手入れがされていた。

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「この町は愛されてるんだなぁ」と本当に思うんですよ。

だから、私もこの町の人になって、一緒に先を目指したい。

 

横川はこれから先、今までとは違う新しい役割が待っているような気がするんです。

 

過去には、産業や物流の労働力として多くの人がこの町に住み、働いていた。

でも今は、その頃とは比べ物にならないくらい人口減少も町の衰退も進んでいる。

そんな中でも町に愛情をかけて育て続ける人たちがいる。個人単位でも「小さなイベントやってみよう!」って行動できる人たちがいる。

 

経済も大事だけど、繋がりや共感、”一人ひとりの幸せ”って大事にしたいよねって価値観が見直されるであろうこれからの時代。

横川町が社会の中で担える役割は必ずある。地元の人たちが愛情かけて育ててきた”横川らしさ”をゆっくりと一人立ちさせる時期が来ている気がしてならない。

 

過疎化の急流の中で、足踏ん張って逆張りできる体力を横川は持ってますよ。

でも、今のままじゃ危ういなとも思う。

 

私が思う横川の最大の課題は、町の未来を引き継ぐ若手が少ないこと。

働き盛り・子育て盛りの20〜40代からしたら関わりにくい問題が存在するのかもしれない。

(そういうのって一つ一つは些細なものなんだけど、積もり積もって大きな壁になっていくから絶対に軽く捉えてはいけない)

 

この町で、私ができることは何だろう?

常にアンテナを張りながら、楽しみながら、私はきっと明日も横川に行く。

 

横川にはスーパーも小児科も無い。でも3人子連れで移住したいと思った理由

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かつて国内第3位の金の産出量を誇った山ケ野金山。その周辺地域の食文化を地元のおばあちゃんが巻物に。絵が素敵。

横川いいでしょポイントが多すぎて、小分けして紹介しないと小論文になりそうな予感。

そんなわけで今回は「町内にスーパーも小児科もない横川町に、私がそれでも引っ越したいと思った理由」について触れていきます。

 

胃もたれ注意でよろしくお願いします(適宜、休憩を挟んでくださいw)

 

(前回記事はこちら↓。横川町の立地と周辺環境について語ってます。)

yokogawa-ijuu.hatenablog.com

 

 

1.県内最古の木造駅舎は今も現役!国の登録有形文化財が”暮らしの足”という贅沢

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毎年7月30日の夜に開催される平和コンサート。地元の子どもたちからプロの音楽家の演奏まで、駅舎をバックに音楽に浸る夜。

一目で歴史の深さを感じる大隅横川駅
明治36年建築、116年もの間、建築当時の姿をそのまま維持する現役の木造駅舎です。

 

国の登録有形文化財にも指定されていて、同じJR肥薩線嘉例川駅とは同級生。

鹿児島県内最古の木造駅舎なのです。(つまりJR肥薩線に乗ると県内最古の駅舎を2つも一気に見られるってこと!おトク! )

 

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季節に合わせて、地元の方々が手作りで駅を飾り付け。愛されてるんだなぁと感じます。

横川町には江戸時代から昭和にかけて、約300年もの間、薩摩藩の、そして日本全体の財政を支えた大きな金山があります。

 

明治維新の頃になぜ薩摩藩があんなにも力を持てていたのか。

その財政はここ、横川町にある山ケ野金山が支えていたという一説が。(というか間違いなくそうでしょう。全国3位の産出量ですから。)

 

明治に入ってしばらく経ち、日本でも鉄道が普及し始めた明治36年

 

金山を中心に北薩の物流拠点として栄える横川町にも、鉄道が整備されます。

それが今のJR肥薩線であり、その時に建築されたのが大隅横川駅。当時の姿のまま活躍する木造駅舎は今、地元の高校生達の通学を見守っています。

 

※山ヶ野金山の開山にまつわる物語。昔話みたいでおもしろい。

www.city-kirishima.jp

 

 

2.生活のすぐ隣に、数百年前の史跡がゴロゴロしてる

 

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横川町下ノの山の中、約700年前に掘られた赤水の岩堂磨崖仏。時代の流れから逃れた隠れ家のように、700年前の景色が残る場所。

横川町内にはびっくりするほどたくさんの史跡があります。しかもほとんどが数百年前レベルの古さ。

 9年前、史跡めぐりのミステリーツアーを企画したら県外からも人が来て大人気だったらしい。(絶対復活させたい企画の一つ。)

 

その中でも特に感動したものが、↑の写真にもある「赤水の岩堂磨崖仏」と横川町内各所に点在する田の神さあ。

 

横川町下ノ 赤水地区 約700年前から眠る「赤水の岩堂磨崖仏」

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雨風も届かなそうな山中の谷。当時の人はどうやって見つけたんだろう?川沿いに船で来たのか?別ルートがあるのか?

「赤水の岩堂磨崖仏」は宅地分譲中で住宅が建つあたりから車&徒歩で20分ほど山に入ると突然現れる不思議な場所です。

 

鎌倉幕府が滅亡した直後の『建武弐年(1334年)十二月十五日』という日付が磨崖仏の横に掘られています。

つまり、ここは約700年前に誰かの手によって拓かれて、何らかの目的で断崖絶壁の麓に仏像を掘った場所。

 

渓谷になっていて、周りは断崖絶壁の山肌がそびえ立ち、霧島の中心を流れる天降川の源流が磨崖仏の正面を横切っています。

 

「あれ?今っていつ?」

すっかりタイムスリップしてしまって、たまに上空を通る飛行機のエンジン音で現実に引き戻されるようなところです。

 

実はここに来るまでの道はちゃんと舗装されていて、参拝者用のトレッキングポールも置いてあるからスニーカーなら行ける場所。

駐車場から徒歩で山を下ること10分くらいで着きます。

(※ただし山の中すぎて携帯電波が入りません。途中の道も狭いので、一人では行かない方がいいかと。)

 

磨崖仏からさらに奥へ進むと子宝・出産・授乳の神様が祀られる子産恵の宮(このみや)神社もあります。お宮は大きな岩の下に広がる洞窟の中。

www.pref.kagoshima.jp

 

横川町内各所 生活圏内に溶け込む約200〜300年前の田の神さぁ達

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小学校の向かい側に300年以上前の田の神さあが普通にある。

田の神さぁとは、江戸時代中期から始まった薩摩藩独特の民族文化です。

田の神は、冬は山の神となり、春は里におりて田の神となって田を守り、豊作をもたらすと信じられています。
 「田の神」信仰は、全国的な民俗行事として古来から農村に浸透していますが、「田の神」を石に刻み(田の神石像)豊作を祈願する風習は、18世紀初めに始まる薩摩藩独特の文化です。
「田の神石像」ができたころは、霧島の噴火・天災などが原因で、農家にとって大変きびしい時代でした。江戸時代からの赤字経済を立て直すため、薩摩藩では少しでも収穫を増やそうと、稲作を奨励する政策を行っていました。このような政策の中、農家は霧島の噴火をやめさせ、稲作の豊作を願うために「よりどころの像」を作るようになったといわれています。

(引用:えびの市観光協会HP.「田の神さぁ」ってなに?(2020年3月15日閲覧)http://ebino-kankou.com/tanokansa/

 

横川町内には民俗文化財に指定されてる田の神さぁが6体ありますが、それ以外にもあって、全部で何体あるんだろうか…人ん家の敷地内とか駐車場の脇とかにもいるんですよね。

(車で走ってると「おっ!いた!!」ってなる。トレジャーハントゲームできそう。「制限時間内に1体でも多く田の神さぁを探せ!!」みたいな。レア度でポイント制)

 

そうそう。これは横川だけじゃないと思うんですが、田の神さぁってただのお地蔵さんじゃないんですよ。

化粧してたり、服装が和風だったり洋風だったり、顔面にあんこ塗りつけられる風習背負ってたり(今じゃ完全に罰ゲーム)

しゃもじっぽいの持ってキャラクター的な全身バランスのやつとかいます(笑)

 

横川の田の神さぁ達も、みんな憎めない表情してて愛着わいてくるんですよ。神様っていうよりキャラクターみたい。

 

3.ちゃんと季節を五感で感じられる自然環境

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横川は桜の名所で有名。夏は田んぼと山の新緑、秋は色とりどりの紅葉、冬はしっかり雪が降る。

これだけ横川の環境を愛している私ですが、実はずっと街中で育っています。

実家は鹿児島市内の中心部にほど近い住宅街。

大学と社会人で合計4年半ほど東京近郊に住んでいました。しかもそのうち2年は山手線の内側。

鹿児島に戻って結婚してからも、県庁目の前のマンション住まい。

買い物も交通手段も、何不自由ないところで暮らしてきました。(暇つぶしはショッピングモールが定番)

 

季節の移り変わりを感じる場所が、道路脇の街路樹とアパレルショップのマネキンって、悲しくないですか。

 

これまでずっとそんなこと思わなかったけど、横川に出会ってから心底そう感じるようになりました。

だって、どこに立っていても季節の色をつけた自然が視界に写り込んでくる。

「わぁ〜きれーい」って無意識に呟いちゃう。触ってみたくなる。匂いを嗅いでみたくなる。

 

霧島の市街地もそうですが、もはや生活の中で季節を感じる機会ってどんどん無くなってきてると思うんです。

冬でも最近暖かいし、山は遠くにある。手が届く自然といえば公園か、車移動が必要。

家の花瓶に花を生けたいと思えば、わざわざ花屋さんを探さないといけない。

季節ってお金払って買うものなんだ?

 

先月、雪が降った翌日の、横川に何十年と住んでいるおじさん達の会話。

 

「お〜お前、今朝の外みたか?」

「あ〜、綺麗やったなぁ。山の木に雪が積もってよぉ。真っ白やったなぁ…あれは綺麗やったぁ〜…」

 

この町で生まれ育って、もう何十年と住み続けている人達。

見慣れているであろう地元の風景のはずなのに、目を輝かせて素直に感動できるって、これ地味にすごくないか?って思うんですよ。

 

横川町の人達が地元大好きで、地元のために何かできないかって思って個人単位で動ける原動力は、もしかしてその感性や素直さ、自分への正直さから来てるのかもしれないって、あの会話を聞いたときに思ったんです。

 

うちの子ども達3人はまだ保育園に通う年齢。スポンジのようにありとあらゆるものを吸収して”自分”をつくっている時期。

お金を払えば何でも解決できちゃう便利で孤独な世界で育てるよりも、今ある物で頭ひねって不便さを解決したり、寒いって言いながらも外に遊びに行くような、そんな環境で育てたい。

 

大人が教育の場をお膳立てしなくても、町の環境が子ども達の”変化の中を生き抜く力”を育ててくれると思うんですよね。

 

ちなみに、横川には有名な水源「大出水の湧水」もありまして。

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水が湧いてる場所の横をゆったり流れる川。現実世界じゃないみたいに綺麗で幻想的です。

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毎分22トンの水が湧き出る。水温は年間平均15度を保つという不思議。

(上記2点写真引用:霧島市HP.遊び・レジャー.観光施設 (横川地区)https://www.city-kirishima.jp/kirikan/kanko/leisure/yokogawa/sisetu.html#oodemizuyusui

 

そのまま汲んでも異物が一切入らないですよ。で、もう水を買えなくなるくらい美味しい。

道が整備されて一人でも安心して行けるようになりました。ぜひ行ってみてくださいませ。

 

4.不便なのに横川に住みたい理由は”生き抜く力”が育つ最高の環境だから

今回も長く語りました。以下、まとめます。

  • 横川には買い物が一度で住むようなスーパーも、小児科もないよ。お金で買える便利さは確かに少ない。
  • でも車で20分圏内にはスーパーも小児科も他の病院もあるし、カフェとかもある。(隣町に入るとすぐある)
  • そんなちょっとした不便さに対して、横川の”歴史と共存する生活環境”や”感性を磨く自然環境”って、いくらお金積んでも買えないよねって話。
  • 自分の頭ひねったアイディアで解決する環境で育った子達はめっちゃ頼もしいし、きっと彼らはどんな未来でも自分らしく生きていける。(これは大人も一緒)
  • 不便さや思い通りにいかないもどかしさ、そして自分一人でできることの限界を成長段階で既に知ってるってことが特に重要。人の痛みが分かるし、それを解決する術を捻り出せる。

 

町の人たちは「不便不便」っていうんですよ。きっと実際に住み始めたら自分も「不便〜」って言うんだろうけどさ。

でもどんな不便さにぶち当たってもココ↑にまとめた考えはブレないですよ。

 

今、町に住んでいる人たちも少なからずきっとそうなんだろう。

「横川は不便よ〜。でも良いとこだけどね!借家ないかあたってみるわ!」

ってふつーの地元のお母さん達が口を揃えて言うもんね。皆思ってることは一緒なんだろうな。

 

 はい!そういうわけで、今回も高カロリーでお届けしました横川紹介。

 

ここまで読んでもらってわかったと思うんですが、横川は決して万人ウケする土地じゃないです。っていうか田舎全般そうですが。

 

今回書いたことも、「うんうん!!」って思う方もいれば、全然ピンとこない方もいて当然。

 

自然・歴史・史跡・文化芸術・情操教育・鉄道・昔話(神話)・建築物・探求

そんなテーマが好きで考えるとワクワクしちゃう、そんな人はぜひ一度横川へ!

 

さてさて、次回は。 

  1. 学校の規模感と地域との距離
  2. 突然現れる、思わずカメラを構えるインスタ映えスポット
  3. 個性きわだつ粒揃いの地元商店
  4. 意外な側面:イオンタウンまで約30分、町内には進出企業が14社。
  5. 地元の人がwelcome感満載で地元大好き

次も胃もたれ注意でお願いします。

 

 

横川のなにが面白いって(横川町の立地と周辺環境編)

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明治36年建築。最高に渋カッコいい大隅横川駅

「え、なんでまた横川?」

と困惑気味に聞かれることもしばしば。農業でもしない限り横川に引っ越すことってないよね、というのが霧島の街中に住む多くの人の印象です。

 

でもね、横川って実はめっちゃ面白いと思ってるんですよ。

ブログ初投稿となる1記事目は、わたし的横川のおもしろポイントを「これでもか!!!」とご紹介します。

 

多分くどいです。でも、読んだらあなたも横川ファン☆笑

 

 

1.鹿児島空港から20分というアクセスの良さ

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空港-横川間は片道20分。近い!

霧島市の北の端っこにある横川町。

実は鹿児島の玄関口 鹿児島空港まで車で20分で着きます。道が空いてたら15分くらいで行けるかも。

鹿児島空港は国際線4路線、国内はLCC含めて鹿児島県外9箇所+県内離島へ飛行機が飛んでいるという、結構大きな地方空港です。

宮崎・熊本県民の方々が鹿児島空港を使われることもあるくらい。

 

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(画像引用:鹿児島空港HPフライト情報-就航路線、https://www.koj-ab.co.jp/flight/routemap.html

国内外の各地から鹿児島空港に降り立って、30分後には横川に到着できる。

そんな、”世界と近い田舎”なのです。

 

2.高速で鹿児島市中心部まで50分、博多駅まで2時間46分!

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高速九州道 横川IC。家が近いと3分、遠くても10分くらいで乗れます。

アクセスの良さは空港だけじゃない。

車で鹿児島-熊本間をよく走る方はご存知かと思いますが、横川には高速道路の「横川IC」がございます。

ココ、「高速九州道」ってのがポイントなんです!

福岡までノンストップ、乗り換えなしで福岡までスイーっと行ける、九州を端から端まで縦断する高速道路の本線です。

 

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横川-博多間 2時間46分!

九州最大の都市部、博多駅周辺まで2時間46分!3時間かからず着いちゃう。

子連れの家族旅行も移動時間3時間未満ならそう大変でもありません。

我が家は幼児3人いますが、ちょっと喋って寝て起きたら着いてるって感じの所要時間。

 

ちなみに鹿児島最大の都市部 鹿児島中央天文館周辺までは、高速使えば50分くらいで着きますよ。

下道でも1時間10分くらいしかかからない。ぜんぜんアリでしょ。

 

3.霧島の観光地のど真ん中に位置する町

霧島エリアは観光地として有名で、県外・九州外・海外からの観光客も多いんですが、実は観光スポットが数カ所に点在しています。

で、その移動が結構かかる。霧島市の市街地である国分・隼人地区からは片道30分〜50分…遠いのです。

 

せっかく世界の観光地 霧島に住むなら、霧島市民であっても観光したいし、日常的に楽しみたいじゃないですか! 

実は横川町。霧島の各観光地へのアクセスも比較的良いです。

 

霧島神宮・高千穂牧場エリア

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パワースポット霧島神宮。神聖な雰囲気に心が洗われます。

霧島に住む人も訪れる人も必ずと言っていいほど立ち寄る霧島神宮。ちょっとリフレッシュしたい時にふらっと立ち寄れる癒しの場所です。

横川の中心地から約30分。

 

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レジャーは霧島国民休養地!子どもたちも楽しい♪

霧島連山の麓、大自然の中にある霧島国民休養地。キャンプでも、日帰りバーベキューでも、家族で思いっきり遊ぶとかでも使いやすい。

横川の中心地から片道約20分。

 

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トレッキングも本格登山も。霧島連山はすぐそこ!

最近、トレッキングや登山ブームが来てますね♪(私だけか?)

霧島連山はピクニック感覚で子どもづれでも行ける自然散策から、「よし、山の中腹の池まで行こう♪」みたいな楽しいトレッキング、「山頂までガシガシ登るでー」な登山まで楽しめます。

 

ちなみに私の今年の目標は「天孫降臨の地 高千穂の峰」に登ること。

ここも横川の中心地から約30分。

 

②牧園の温泉地エリア

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坂本龍馬とお龍が訪れた温泉地 塩浸温泉

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観光ホテルの豪華な温泉も日帰り入浴できます。

横川のおとなり、霧島市牧園町にはたくさんの小さな温泉郷があります。

坂本龍馬ゆかりの地もあれば、大きなホテルや旅館が軒を連ねるエリアも。

だいたいの場所は宿泊客以外でも温泉に入れるので、「週末はちょっと贅沢に旅館温泉で息抜き♪」なんてことも。

 

横川の中心地から片道10〜20分。

 

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GWが見頃!藤の花が綺麗な和気神社・和気公園

どうでしょう圧巻の藤の花!

インスタ映えどころじゃない…コンテストに応募できそうな写真撮れます。

GWは県外からもたくさんの人が観に来で大渋滞ですが、近くに住んでれば平日の仕事終わりにふらっと来れますよ。

和気公園のすぐ近くにはおしゃれな古民家カフェや雑貨屋さんも。

 

横川の中心地から片道約10分。

 

③野外美術館 霧島アートの森周辺

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現代アートで感性を磨く。草間彌生さん始め世界的なアーティストの作品が一面に!

横川町のおとなり、湧水町

ここには山を丸ごと美術館にしたような「霧島アートの森」があります。

 

自然の中に作品が調和している野外展示と、よくある美術館のような屋内展示とあり、入館料は大人320円。

 

我が家はお弁当つくって午前中に行き、子どもたちと遊んだり、作品観たり、ピクニックしたりして夕方に帰る、という使い方をたまにしています。楽しいです、ここ。

 

普通なら福岡まで行かないと観られないような有名アーティストの企画展や、ちょっと変わったおもしろ企画もよく開催されます。

間違いなく鹿児島県の宝物とも言える美術館です。

 

周りにはカフェや乗馬できる場所があったり、マルシェもたまに開催されたりしています。

そんなアートの森、横川の中心地から片道約20分。

 

4.まとめ

ネタありすぎて長くなってきたので、ここで一旦、区切ります。

今回は大好きな横川町の立地や周辺についてのご紹介でした。

 

「え、町内のこと全然出てこないじゃん」

と思ったあなた。甘い。この後くどいほど出てきますよ。

 

次でご紹介することの見出しだけ書いておきます。

  1. 横川駅の重厚感と半端ない歴史
  2. ミステリーツアーができるくらい史跡だらけ
  3. ちゃんと季節を五感で感じられる自然環境
  4. 小学校の規模感と地域との距離
  5. 突然現れるインスタ映えスポット
  6. 本場のピザが食べられるイタリア人オーナーのピザ屋さん
  7. 実はイオンタウンまで約30分で着く
  8. 地元の人がwelcome感満載で地元好き
  9. 野菜がうまい。そして安い。

 

はい。そんな感じで、2記事目はいよいよ横川町内の魅力を「これでもか!!!」とご紹介します。

 

ではまた!